売ったあとも住みたい!リースバック任意売却 (任意売却事例②)
【埼玉県〇〇市 一戸建て 山下様】
40代の長女様からのいきなりの電話でした。
「父が住宅ローンを払ってなかったです。競売になってしまいます。」
すぐにご自宅へ伺いました。
1階の和室に案内され、ご主人様、奥様、長女様とお会いしました。
みなさま神妙な面持ちです。
電話をくれた長女様は、
「住宅ローンを払ってないなんて知らなかった」
と今にも泣き出しそうです。
ご主人様は、
「家族に心配をかけまいと全て内緒にしていた、すまん」
と。
お話を聞くと不景気で給料が大幅に下がったものの、生活水準が下げられず、貯蓄が底をついてしまったとのこと。
競売の入札が来月からはじまる通知まで届いていました。
さらに調べると、固定資産税未納による市の差押えまでついています。
奥様とご長女様は、なんとか家を手放さない方法はないかおっしゃいました。
私は、リースバックという方法がありますと、その内容をご説明しました。
(リースバックとは売却した売主が賃借人として住み続けること。)
山下様ご家族はそうして欲しいとの事でしたので、急いでとりかかりました。
銀行に任意売却の申し出をして、市に差押えの解除の方法を急いで確認しに行きました。
来月には競売の入札がはじまるため、じっくり買主を募集する時間もありません。
そこで知り合いの不動産業者へ状況を詳しく説明した上で、快く引き受けてもらえました。
後日、銀行と市にも来てもらい、無事に任意売却で決済することができました。
家族の温かさ感じた任意売却でした。