【年収400万円】ワンルームマンション投資のターゲット
ワンルームマンション投資が始まった当初、そのターゲットは主に医師でした。
医師は『高所得』『多忙』とワンルームマンションを勧めるにあたって都合がよかったのです。
『高所得』
収入が高ければ高いほど掛かってくるのは税金、営業担当は節税を売り文句にまず1戸を購入してもらいます。確かに、1年目は不動産の取得に伴う経費も掛かるため大きな節税になります。それをフックに2年目に2戸目3戸目と追加で購入してもらいます。
『多忙』
医師の方は多忙の方が多いです。高い税金に頭を抱えつつも、忙しく特に何もしていない方も多かったです。そこに節税を売り文句に甘い言葉で勧誘されてついよく調べないまま契約してしまう。
また、医師は縦社会や村社会のところも多く、上司や同僚などから紹介されそのまま契約してしまうことも少なくありませんでした。
では今現在どうなっていいるかというと、全く違ってきています。
まず当時と比べて情報量が多くなっており、事前に知れる情報が増えてきています。また、おそらく医師達の中でワンルームマンション投資に対する失敗事例が広がってしまったのでしょう。
今、ワンルームマンション業者がターゲットにしているのは、年収400~500万円程度の公務員・会社員です。さらに年々購入者の年齢が若くなってきている印象です。
今の20~30代はバブル崩壊後~現在と日本の好景気を知らない世代です。そんな世代の漠然とした将来の不安に対し、『将来の年金代わり』『不労所得になる』『不動産資産になる』などと甘い言葉で唆し、購入させる事例が増えています。たしかに、言っていること自体は間違ってはいません。しかし、そこに至るまでのプロセスで大きく問題のある物件が多いのが事実です。